SEVEN MAGIG GIRLS Side Story「たったひとつのボタンの掛け違い」
いつか、いつか書こうと思っていた「もう1人のルビー」の話。
彼女が何故、メイン世界のルビーと違う選択をしたのか。
どうしてリーフを狙ったのか。
どこで運命が分岐したのか、そんな話と、その後の行く末。

以下、設定ネタバレ。
この世界の彼女たちは、ルビーが「継承」を拒否したことにより、精霊神法5つと妖精神ユーシスの召喚を駆使して邪神ハデスを倒そうとするも、決定だがなく長期戦化。
なんとかハデスを倒したものの、戦闘中に最終章40話に相当する王都エスクールの魔物襲撃事件が発生。
ハデス戦前のリーフの負傷はなかったものの、大量の魔物を、勇者の助力なしに防ぐことができず、まずミューズが倒れ、それに気を取られたリーフが上空からの魔物の一斉攻撃を防げず戦死。
残ったフェリア、アール、リーナも奮闘するも、耐えきることができずに王都は壊滅。
ルビーはハデスと共に世界を渡る前に、一度王都に戻り、その無惨な様子も見せつけられたうえで、絶望に呑まれて世界を渡っています。
だからこそ、絶望と後悔と罪の意思に心を支配されて、抜け出せなくて。
結果何が何でもリーフの魂を奪って、彼以外を助けようと必死だった。
たとえリーフを犠牲にするとしても、それ以外の罪悪感から逃れたかった。
自分のせいでみんなが死んだという事実に耐えられなかった。

彼女は、そんなルビーのもうひとつの可能性。
ただ強く、仲間を引っ張ることができる人ではない、実は1人で決断することが怖い、1人になることを恐れている彼女の弱さの具現化。
この先の未来で、彼女が1人で行動するために、自覚しなければならなかった事実。
それが多分、もう1人のルビーなのだけれど。





気づいたらこれ、私の駄目な部分の転写だなぁと。
今の私も、仕事上のいろんな指示を自分で考えて出しているようで、実は自分1人で決められなくて、いろんな人に意見を聞いて、その上で指示を出している。
それが何でか評価されているという話を耳にするのですが、結局自分で判断するべき立場なのに、できてないのって駄目だなぁって。
後書き代わりのことを書いてて痛感しました。
そもそも私、管理者とかマネジメントとかリーダーとかって向いてないんよ……。
と、愚痴になりそうなのでここまで。

2025/06/01 18:11 | 固定リンク | 更新履歴